■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■□       秒殺! 公務員試験「一般知能」超高速解法                             第 12 号 □■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■      ≪今号の内容≫         ●「長足君」と「短足君」       ●「旅人算」と「和差算」の「超高速」な関係      ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  前号の「チャレンジ問題」の解説の前に「旅人算」を一問やりま  す。 ※「旅人算」とは複数の「速さ」が「出会ったり」「追いついたり」  するタイプの問題です。  ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞           ≪問題≫「長足君」と「短足君」    周囲500mの池のまわりを分速30mの「長足君」と分速   20mの「短足君」が走ることにした。同じ地点から同時に   反対方向に走ると何分で出会うか?また同じ地点から同時に   同じ方向に走ると何分で「長足君」は「短足君」に追いつくか? ●「解説」           ・「出会う」場合  2人が「出会う」までに2人合わせて進む距離は500m(池1  周分)で、その距離を1分間に2人合わせて50m(30+20)  ずつ縮めていき、その距離がゼロになったときが「出会う」とき  です。  ※池の周りを2人が背中合わせでヨーイドン!と反対方向に走る  様子を思い浮かべてください。  「出会う」までの時間は       500÷(30+20)=10(分) となります。                    これを「言葉の式」で言えば  ★「出会いに必要な距離」÷『速さの和』=「出会うまでの時間」  この式はまぎれもなく、  速さの3公式のうちのひとつ 「距離÷速さ=時間」 です。           ・「追いつき」の場合  池の周りで、この2人が同じ場所から同じ方向に進む時は、足の  速い「長足君」が足の遅い「短足君」を少しずつ引き離していっ  て、しまいにゃぁ「長速君」が「短速君」に「後ろから」周回遅  れのプレッシャーをガンガンかけつつ追いつき追い越すというこ  とになります。  これも陸上競技のトラックなどをイメージしてみて下さい。  そして、最初スタート時に2人が同じ場所にいて「2人の距離ゼ  ロ」のように見えても、「長足君」が「追いつこう」とする「短  足君」は「長足君のはるか前方!500m」にいるのだぞっ、と  あなたの千里眼でキラリっと見破っておいて、さあ号砲一発、2  人が同じ場所からスタートすると、            「長足君」は「短足君」に1分間で『10m(30−20)』ず  つ差をつけて進んでいくので    「追いつき」までの時間は        500÷(30−20)=50(分)  これを「言葉の式」で言えば  ★「追いつきに必要な距離」÷『速さの差』=「追いつきまでの時間」  この式もまぎれもなく、  速さの3公式のうちのひとつ 「距離÷速さ=時間」 です。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞              ま と め   ●2つ(2人)の「速さ」が登場して、           その2つの間に「距離」があるとき、 ★「出会うまでの時間」=「2人の距離」÷『2人速さの 和!』                               ★「追いつくまでの時間」=「2人の距離」÷『2人速さの 差!』                                   となります。   ◎「旅人算」では   ★「出会い」 は 「速さの 和!」   ★「追いつき」は 「速さの 差!」 で勝負!です。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ここで、上記の「言葉の式」をしっかり頭において、この問題の  数字で確認すると  「出会い」  500÷(30+20)=10(分)  「追い越し」 500÷(30−20)=50(分)  さらに整理すると  「出会い」  500 ÷ 50 = 10(分)  「追い越し」 500 ÷ 10 = 50(分)  ふっふっ、もうお気づきでしょう、そうです、これは、まぎれも  なく、          ★『逆比!』のパターン です。 ★「等しい距離」があるので「速さ」と「時間」が『逆比!』です。  「500という等しい距離」があって、「50」と「10」がひっ  くり返る!関係になっているところを注意して見て下さい。   これは、「速さの和50」も「速さの差10」も「速さ」である  ことには違いないので「ひっくり返し」をしてOK!ということ  です。  このように、速さの「和」も「差」も「速さ」である!というこ  とをしっかり覚えておいて下さい。  市販のテキストによってはこれを「相対速度」という語で説明し  ていることもありますが「和!」と「差!」で十分OKです。    ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ●さて、以上のことをふまえていよいよ≪チャレンジ問題≫をやり  ますが上記の≪問題≫での数値設定はいったん「忘れて」下さい。  しかし『逆比!』の考え方はそのままです。            ≪チャレンジ問題≫    ある池のまわりを「長足君」と「短足君」が同じ地点から同時に  反対の方向に走ると10分で出会った。また同じ地点から同時に  同じ方向に走ると50分で「長足君」が「短足君」を追い越した。  「長足君」と「短足君」の「速さの比」を求めよ。     1.2:1   2.3:2   3.4:3   4.5:4   5.6:5              ≪制限時間30秒≫                       ★「超高速」の式  50:10=5:1  (5+1)÷2=「3」  (5−1)÷2=「2」   答「3」:「2」     正答2(3:2) ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ★「超高速」の解法解説  まず、「出会いの距離」と「追いつきの距離」がどちらも「池1周」  で「等しい!」ということをしっかり見破ります。  また、「出会い」のときは「速さの和!」     「追いつき」のときは「速さの差!」  であることに注意して  「旅人算」の「言葉の式」より ・「等しい距離(池1周)」÷「速さの和」=10分(出会う時間) ・「等しい距離(池1周)」÷「速さの差」=50分(追いつく時間)  そして「等しい距離」があるとき        「速さ」と「時間」は『逆比!』なので   ・出会いと追いつきの「時間の比」「10」:「50」                  をひっくり返して   「速さの和」:「速さの差」=「50」:「10」                =  5 : 1 となります。 ●速さの『和』と『差』がわかったので、あとは     ★『和差算』の「一発の式!」により  ・「速さの大きい方」は (5+1)÷2=3(長足君)   ・「速さの小さい方」は (5−1)÷2=2(短足君)                       ↑         ※これはもちろん 5−3=2 でもOK!   よって、「長足君」と「短足君」の「速さの比」は「3:2」                      正答2(3:2) ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ※『和差算』とは「大小2つの数」の『和』と『差』がわかってい  るとき「一発の式!」で答をだす考え方です。     ★「和差算」            ・大きい方=(「和」+「差」)÷2      ・小さい方=(「和」−「差」)÷2  (これは前号で「線分図」を使って説明しています。) ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ●いかがだったでしょうか? この≪チャレンジ問題≫は「池の周  り」という「等しい距離」に注目して『逆比!』を活用して「速  さ」の「和」と「差」を求め、さらにそこから「和差算」で一気  に「終了」させるという「合わせ技的」な「超高速解法」でした。  創刊号からやってきた『逆比!』のカンドコロと前号でやった  「和差算」の便利さを感じてもらえればと思います。  そして、問題を解くことが「楽しく」なってきたらGOOD!です。  では。  ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ★筆者へのメール → hayawaza@my.0038.net  ★ホームページ → http://www25.0038.net/~hayawaza ★このメルマガは「等幅フォント」でお読みください。 設定方法について詳しくは下記を参照下さい。  ・http://www2.osk.3web.ne.jp/~kazikeda/mua/ ★このメールマガジンは、『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用  して発行しています。 ★編集・発行:公務員試験 一般知能速解センター(IPSC)  このマガジンの無断転載を禁じます。また引用の範囲でもなんらか  の利用・使用をする場合はその旨お知らせ頂ければ幸いです。   Copyright(c)2002 ICSC all rights reserved. ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■