■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■□       秒殺! 公務員試験「一般知能」超高速解法                     第 11 号 「和差算」と「線分図」 □■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■  ●今回は、前号で登場した「線分図」と「超高速解法」の関係を  「和差算」を題材にしてやっていきます。  まず、次の例題を考えて下さい。     ≪例題≫      大金君と小金君は合わせて1400円持っていて、      大金君の所持金は小金君の所持金より200円多い。      小金君の所持金はいくらか。   「ふつうの考え方」  小金君の所持金を「X」とおくと、大金君は「X+200」となり      X+(X+200)=1400 とおいて    あとは、「X」に つ い て 解 く だ け。   まず   2X+200=1400  移項して 2X=1400−200       2X=1200  両辺を2で割って       X=「1200÷2」 ←※       X=600(小金君は600円)  これで「終了」です。                    このようにわからない数を「X」とおいて式を組み、あとは機械  的に「移項」したり、「両辺を同じ数で割ったり」していけば答  にたどりつけます。このやり方で何の問題もないように思えます。  しかし、上の「※マーク」の式            「1200÷2」    を意識して見直して下さい。果たしてあなたはこの「式」に「意  味」を感じることができるでしょうか?  「なぜ 1200 を 2 で割るのか」と尋ねられた時にきちんと  説明できるでしょうか?  「両辺を同じ数で割ってもよいのでXの係数2で割る」ではダメ  です。  このようにこの問題を方程式を組んで解く時は「答」のでる直前  の「式」の「意味」を考えながら計算することはありません。  「意味」を考えないで計算する、というのはちょっと悲しい・・・  しかも、答にたどり着くまでに式が3つも4つも、つまり作業の  過程が何段階もありますね。    ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞   ★しかし、「超高速解法」では   いきなり次のような「一発の式」で瞬時に「終了!」です。      ★(1400−200)÷2=600       そしてこの式には、ちゃあんと「意味」があるのだ!   ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  では、この「一発の式」の「意味!」を「線分図」を書きながら説  明します。  1.まず大小の長さの線を書く   大金 │___________________│     │                   │  小金 │_____________│     │             │ 2.「差」を書きこむ  大金 │_____________┃_____│     │             ┃     │                   ┣━200━┛                   │   円  小金 │_____________│           │             │    「和」は1400円                                    3.「和1400円」から「差200円」を 取 り 除 く!                                               ↓   (大金)│_____________│       │             │  小金 │_____________│     │             │                  1400−200=「1200」    上の線分図をみれば一目瞭然、「1200円」というのは    そう、「小金君2つ分!」なので           これを 2 で割れば小金君の所持金がでるのだあ。    なので、堂々と「意味」を持って           「1200÷2」    と、満面の笑みで「÷2」を計算して小金君は600円。                                    これで「終了」です。  ※もし「大金君」の方を求める問題なら、「2人の和1400円」に  「差200円」を足して「大金君2つ分1600円」を作ってから                     1400+200=1600    あとは2で割ればOK。1600÷2=800(大金君800円)          ●このように2つの数の             「和」と「差」がわかっているとき              「一発の式」で答をだす考え方を                   「和差算」といいます。    ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞             ★「和差算」            ・小さい方=(「和」−「差」)÷2      ・大きい方=(「和」+「差」)÷2    ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  この2つの「式」を上でやった「線分図」の       「視覚的イメージ!」と「書く作業の感覚!」    とともにしっかり覚えておいてください。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ●次回はこの「和差算」を下のような速さ分野の問題の中で「逆比」  と組み合わせて用いる「超高速解法」をやります。  解説は次号で行いますので「チャレンジ」してみて下さい。              ≪チャレンジ問題≫    ある池のまわりを「長足君」と「短足君」が同じ地点から同時に  反対の方向に走ると10分で出会った。また同じ地点から同時に  同じ方向に走ると50分で「長足君」が「短足君」を追い越した。 「長足君」と「短足君」の「速さの比」を求めよ。     1.2:1   2.3:2   3.4:3   4.5:4 ≪制限時間30秒≫   5.6:5              正答2(3:2) ●この問題は「速さの旅人算」とよばれるものです。「秒殺!」で  まだ取り上げていない分野なので初学者の方には難しいと思いま  すが、今までマガジン上でやってきた「知識」を総動員してぜひ  チャレンジしておいて下さい。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■   ★「超高速解法」は単なるテクニックではなく、「比」や「算術」  を中心にした「考え方、思考」の体系です。これをマスターする  と一般知能問題の「見方・解き方」がまったく変わって素早く正  解を『ピックアップ!』できるようになります。「方程式」が苦  手で文章題が不得意な方でも「超高速!」の考え方をマスターす  れば一挙に形勢逆転して得点源の得意科目に変身します。     ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ★筆者へのメール → hayawaza@my.0038.net  ★ホームページ → http://www25.0038.net/~hayawaza ★このメルマガは「等幅フォント」でお読みください。  受信側ソフト上で「プロポーショナルフォント」を指定していると画  面がずれて表示される場合がありますので「MSゴシック」などの  「等幅フォント」に設定して下さい。  設定方法について詳しくは下記を参照下さい。  ・http://www2.osk.3web.ne.jp/~kazikeda/mua/ ★このメールマガジンは、『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用  して発行しています。 ★編集・発行:公務員試験 一般知能速解センター(IPSC)  このマガジンの無断転載を禁じます。また引用の範囲でもなんらか  の利用・使用をする場合はその旨お知らせ頂ければ幸いです。   Copyright(c)2002 ICSC all rights reserved. ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■