■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■□          秒殺! 公務員試験「一般知能」超高速解法     第 4 号   ≪流水算≫ □■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■   ●今回は次の問題を「30秒殺!」することが目標です。           ≪演習問題≫     川の上流と下流にある2地点を船が往復するとき、上りの時間は  下りの時間の2倍かかる。この川の流れの速さが現在の2倍にな  ると上りと下りの時間の比はどうなるか。   1.2:1   2.3:1   3.4:1   4.5:1   5.6:1            ≪制限時間30秒≫ ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 「これはちょっと難しいぞ」という声が聞こえてきそうです。また  できたとしても「30秒ではとても無理だ」と思った方も多いか  もしれません。  でも安心してください。必ず出来ます!    ●「超高速解法」は勿論、解法の「技術」ではありますが、「技術   的なアプローチ」というよりはむしろ「考え方の転換」です。  「視点を変えて解くこと」の「結果」として「超高速解法」を身  につけることができるといってもよいでしょう。 そして、そのためには何よりもまず、「超高速解法」に慣れるこ  とです。慣れてしまえばそれが「あたりまえ」になり「楽しく」  なり、より「速く」なります。  では、まず「流水算」の基本を解説していきます。  最初は流水算独特の「単語」を繰り返しながら準備をしていきま  しょう。     初学者の方にはなじみのない「単語」もあると思いますが何度か  読んでカラダに慣れさせて覚えて下さい。      ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞              ★結論!             ≪流水算≫は、        「上り」「下り」「静水時」「流れ」                  という『4つの速さ』が潜んでいる               ので                       すぐに問題を解こうとしないで                この『4つの速さ』をまず求めよ!                     その際          ★「4つの速さの表」                   を書くのだ!          ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞     ●「流水算」では特殊な「4つの速さ」が登場します!         この特殊性を持つ問題を「流水算」と呼ぶのです。          その「4つの速さ」とは    『流れの速さ』『静水時の速さ』『上りの速さ』『下りの速さ』     です。 ≪この4つを順番に説明します≫ 1.「流れ」の速さ   これは文字通り「流れ」です。「川の流れ」だったり「気流」   だったり、「エスカレーター」や「動く歩道」なども同じです。 2.「静水」時の速さ   これは、川の「流れがない」穏やかな水上での「船」の速さで   す。「流れがない」ことを「静水時」と言います。発音は「セ   ースイジ」です。  「水」という字が入ってますが「水」の速さとかではなく「船」   の速さですので間違えないようにして下さい。   そして、「船」はときには、「飛行機」だったり「人」だった   りします。 3.「上り」の速さ   「流れ」に逆らって「船」が川をエッチラオッチラ上る時の見   かけ上の速さです。   4.「下り」の速さ   これは「流れ」と順方向に「船」が川をスイスイスイと下る時   の見かけ上の速さのことです。 ●ここで一般のテキストなら「流水算」に関する公式がいくつもゾ  ロゾロ登場したりしますが、公式よりも先にまず     この「4つの速さ」の関係のイメージをつかむこと  が必要です。  次の具体的な10、20、30、40という数字で一気にイメー  ジの定着をはかります。             ≪4つの『速さ』の関係≫    ◆「船」が川を上ったり下ったりする情景を思い浮かべて下さい。   上る時は苦しく、下る時は楽々船長さん。        では、テンポよくまいりましょう!   ・「静水」が30、「流れ」が 10 の時、『上り』は、             30−10=『20』(苦しいぞ)       ・「静水」が30、「流れ」が 10 の時、『下り』は、          30+10=『40』(楽ちん楽ちん)        ということは、「静水」は「上り」と「下り」の 真ん中!                  なので   ・「上り」が20、「下り」が 40 の時、『静水』は、         (20+40)÷2=『30』                            あ、大発見!!「静水」が「真ん中」なので、    「静水」は「下り」から「流れ」を引いてもいいし、         「上り」に 「流れ」を足してもいいんだあ!!   ・「下り」が40、「流れ」が 10 の時、『静水』は、          40−10=『30』   ・「上り」が20、「流れ」が 10 の時、『静水』は、          20+10=『30』    ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ◆いかがでしたか?上を何度か読み返して各々の「速さ」の「関係」  を具体的な 10 20 30 40 の数字を使って頭の中で  整理してみて下さい。    ●一般的な公式も書いておきます。上の具体的数字のイメージと連  動させて覚えておきましょう。    「上り」=「静水」−「流れ」        「下り」=「静水」+「流れ」    「静水」=(「上り」+「下り」)÷2  この3つで十分ですが余裕のある方は    「流れ」=(「下り」−「上り」)÷2    も合わせて覚えておいてください。 ●では、ここで冒頭の問題の解答解説です。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  再録             ≪演習問題≫     川の上流と下流にある2地点を船が往復するとき、上りの時間は  下りの時間の2倍かかる。この川の流れの速さが現在の2倍にな  ると上りと下りの時間の比はどうなるか。   1.2:1   2.3:1   3.4:1   4.5:1   5.6:1            ≪制限時間30秒≫ <ヒント>  ・例の「等しい距離」は2地点間ですね。  ・そして、鉄則、『流水算はまず「速さ」から求めよ!』です。 ★「超高速の式」  (1+2)÷2=1.5 「静水時の速さ」  1.5−1=0.5   「流れの速さ」  0.5×2=1      1.5−1=0.5   「上りの速さ」  1.5+1=2.5   「下り速さ」 0.5:2.5=1:5「上りと下りの速さの比」    ここで時間と速さは「逆比」なので「1:5」を  ひっくり返して「5:1」となる。正答4(5:1)     ●上の「式」をスタートするにあたっては、      ★『距離が等しいとき、時間と速さは「逆比」になる』    という「知識!」を前提としています。  ピンとこなかったかたはバックナンバー第1、2、3号を読んで  ≪秒殺号問題≫で「逆比」の考え方について復習して下さい。    この「式」の詳しい解説は次号でやります。  そして、        ★最初の「結論」で書いた                   「4つの速さの表」               での解法は次号でやります。     30秒殺!の実演です。お楽しみに。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ★文中の「エッチラオッチラ」という表現については筆者は当然死  語であるという認識があっての狼藉です。 ★筆者へのメールは → hayawaza@my.0038.net  ★ホームページ → http://www25.0038.net/~hayawaza ★編集・発行 公務員試験 一般知能速解センター(IPSC) ★事務局 〒810-0001      福岡市中央区天神2-6-17 天神商工センタービル2F ★責任者 吉武瞳言 ★このメルマガは「等幅フォント」でお読みください。  設定方法 → http://www2.osk.3web.ne.jp/~kazikeda/mua/  このマガジンの無断転載を禁じます。また引用の範囲でもなんらか  の利用・使用をする場合はその旨お知らせ下さいね。   Copyright(c)2002 ICSC all rights reserved. ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■